隼自家塗装


隼の自家塗装を数ヶ月がかりでコツコツとやっていたのですが、ついに完成しましたので公開します。


きっかけ

僕は塗装は消耗品だと思ってます。

隼も納車から3年、SLYで転んでしまった事をはじめ徐々にいい感じにく たびれてきて...(笑)

まあ別に困るほどかっこ悪くはないけれど、悲しい事に洗車してワックス をかけて も綺麗になる限界が下がってきた。しかしだからと言って、 業者にペイントを頼んだ場合フルカウル車だと20,30万は当たり前、 たかが消耗品にそこまでは出せない。

それに99年式の 茶/銀カラーは世間では不人気だが、僕はこのカラーがとても気にいっている。 なんせ隼のイメージカラーでもあるし、普通のバイクじゃありえないひと目で 隼と分かるカラーリング。さすがスズキ。このカラーに魅せられて隼を 買ったといっても過言ではないかもしれないくらいに好きなのだ。

というわけでどうしても我慢できなくなった時にはまた純正のカウルでも 買えばいいや、どうせまた転ぶし、くらいに思っていた。

しかし、2001年も終わろうとする頃ある知り合いが、ちょっとした 塗装ブースと塗装用具を持っているんだけど、塗装とかしたかったらやっても いいよと言ってくれた(本人は隼全体を塗るとは思ってなかったらしい)。

僕は前から塗装そのものに興味があった事、上に書いたように隼の外装が くたびれてきた事、なによりなかなかこういうチャンスは無いだろうという 事で、勢いのみで思い切って挑戦する事に。

ちなみに塗装は過去1回KDXを適当に塗った事がある程度のほとんど初心 者である。

デザイン決定

まず悩んだのはデザイン。デザインが決まらねば塗料も買えない。

なんとなく考えていたのはシンプルなデザインである事。僕の塗装技術上の問題もある が(笑)、飽きが来ないデザインというのはシンプルなものが多い。 それに僕はいかにもカスタムしました的なカワサキ系カスタム車に ありがちなハデハデペイントはあまり好きでは無い。そう考えると純正 のデザインはほんとによく考えられていると思った。

ところでgentei-MLメンバーには色んな才能の持ち主がいる。 そこで、とりあえずは、いつものごとく自分の思い付きに 勢いをつけてもらいたい事もあり、仲良しメンバーに話をしてみた。 すると、早速デザイナー系メンバー数名に色々とアドバイス(PhotoShopの 使い方から(笑))が貰えた。色々とアドバイスをもらいつつ、 隼や他のバイク、車のカスタムペイント車の写真を集めたり、 それらを加工したりしたが、なかなかこれといったデザインが閃かない。

なにしろ、大事な大事なメインマシンの塗装 であるから、後で後悔するようなデザインにだけはしたくない。数ヶ月 悩み、いっその事真っ白に塗ってしまうかくらいに思っていたところ、 Webですげえかっちょいいバイクを発見した。

それは大昔、まだ初心者の頃に「このバイクかっこええー!なに?ハーレ ーのエンジンのレーサー!?(その頃ハーレーがとても速いバイクと思って いた)かっこええー」としびれまくっていたサンダンスのデイトナウェ ポンである。

シンプルでいて、渋くて、有機的。よしこれだ。というわけで、 このデイトナウェポンのイメージに隼の99年式純正デザインのイメージ を重ね、ようやく決定。(会社のPCの壁紙はデイトナウェポンにしていた)

ペイント作業

やはりまずは情報だ。情報がなければ何も出来ない。というわけで Webで「塗装」で検索しまくった。

本も立ち読みしまくった。そこでのちのバイブルとなる本発見。

「クルマ&バイクの塗装術」
中沖 満
グランプリ出版
定価1800円
ISBN4-87687-199-X C2053 \1800E

とにかくこの本は買ってよかった。いやマジで。超オススメ。

いちおうコツみたいな事は気が向いたら書くかも知れないので(自分用に)列挙しときます。

  • 塗料の粘度は大事。硬化剤の配合比も慎重に!
  • 面倒でも、ろ紙を使って塗料をこすこと。
  • 混ぜる時の棒は割り箸が安くてお得。
  • 出っ張ったとこから塗る。塗りにくいところから塗る。
  • 入り組んだところはエアブラシであらかじめ塗るのも良いかも。ハケもあり。
  • 脱脂はしっかり。
  • マスキングのやり方。石ずりでコピー。カッター用の台にマスキングテープを 貼ると剥がしやすい。その上に、貼って剥がせる系のスプレーで石ずりした 紙を貼り付けて、上から切るとやりやすい。そのあと上からまたマスキングテープを 別方向に貼り付けると台から剥がした時バラバラにならないし、カウルに綺麗に貼れる。
  • マスキングはしっかりと。塗料は進入してくる。剥がす時は鋭角に。
  • 色むらよりも色の段差の方が目立つ。
  • ハケで塗る時も薄いのを何回も塗ること。目立たないところは濃いままでもいいけど。


    塗装の様子

  • その1

  • その2

  • その3

  • その4

  • 文字入れ詳細

    クリックしたら800x600の画像になります。

    Photo 横から見たところ。(みりゃわかるか(^^;)

    99年式の純正カラーのイメージ+ちょっとアレンジ(Fフェンダー、テールカウル) でラインを入れたんだけど、小さいサムネイルではJPEG圧縮でラインが消されて しまう。ちっ。

    Photo クリアレンズがいい感じ♪
    Photo テールのラインは最後まで入れるかどうか迷ったんだけど、いれてよかった。
    Photo 光があたったラインは太く見えるな。実際太いの、か?(^^;

    転んだあともうまく消えた。実際は良く見ると分かるんだけど。

    Photo スクリーンの黒いところウザイ。
    Photo タンクに空が写ってマース。他のとこもこれくらい綺麗です。へへっ。 優秀な下請け(相方)のおかげ(^^;。

    インナーパネルは新品に交換の予定。

    Photo カウルを止めるビスはポジポリーニをバフがけ。 (ノーマル無くしてしまったので仕方なく...)

    Photo テールカウル。「R」のところ僕的に工夫したね。

    よれよれしてるのもまた良し。

    Photo スライダーはハケで適当に塗った。こんな樹脂パーツ、弾くか、溶けるか どっちかだろうと思いつつも600番くらいで傷を つけただけで、きちんとウレタン塗料は乗った。剥がれそうな気配はいまのところなし。

    最後に

    自分では時間的な関係から妥協した部分も少なからずあるのですが、大満足 の仕上がりになりました。これもご協力下さっ(略)。

    「隼を自分で塗る!」と言ったとき最初周りの、 というか(僕自身も)「マジで?」という反応が多かったのですが、「面白いから やってしまえ」というノリで素人がどこまでやれるのかという事で 頑張ってみました。なんか他人の期待をいい意味で裏切るの大好き なんですよね。僕自身、こんな綺麗に仕上がるとは思ってません でしたけどね。プ。

    あと僕の性格が災いして、こういう地味な作業の繰り返しはすぐに飽 きてしまうのですが、自分のメインマシンを塗るという暴挙に出たこ とで自分を追い詰めた事が良かったのかもしれません。

    また、素人がこういう事を試行錯誤しながらする場合は、失敗しても良 いもの、取り返しが付くものから作業することです。 どんどんコツをつかんでいけます。隼の場合8つもパーツがあったので かなりの経験が積めました。今後の生活に生かしたいと思います。おい。 また、限定解除をした時と同様に周りの人の手助けを得ながらも一人で 一つの事にこれだけ打ち込んでやり遂げた充実感はなかなか得がたい モノだと思います。

    ちなみに、これだけ単純なカラーリングの塗装なのに、実作業で120時間以上掛かりま した。全塗装が高い のは当たり前だと思いました(笑)

    以上、最後になりましたが、最後までこの駄文にお付き合い頂きあ(略)


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