実は9ヶ月程前にGSFで車につっこみました。一応締めとして、ここは書いて置かねばなるまいという事で 久しぶりに更新しようと思った次第です。
その日僕は二日後に控えた修論発表の準備を終え、うきうきでうどんを食べにGSFでおでかけしたのでした。
時刻は夜の7時頃。場所はちょっと郊外の緩やかな左カーブを描きながらの登りで、片側2車線のわりと広め
の道路でした。信号待ちから加速してその緩やかな坂を上っていった時、その坂
の途中の左手にある高校か
ら黒い車が一台出てきました。
その車は右にでたかったようで、左(坂の上)を確認しながらゆっくり出て
きました。このとき僕は当然反射的に速度を落としました。車が一旦止まったので、そのまま、走り抜けようと
したらまたゆっくりゆっくりでてくるではありませんか。なので、右車線に車線を変更してかわそうと(かわそうと
思わす程度の速度)すると、その交わそうとする動きにあわせて車が動くのです。最後は対向車線に逃げようと
したのですが、時すでに遅し車の前輪につっこんだのでした。つっこんだときは、おそらく時速30km/hくらい。
けれど、前後輪ともにロックして斜めにつっこんだかたちです。つっこむ瞬間まで運転手は向こうをみているのが
はっきり見えていました。ゆっくり出てくれば、大丈夫とでも思ったのでしょうか。いきなりつっこまれてさぞかし
びっくりしたでしょうね。
さて、ここまで読むと十分止まるなりよけるなりできたんじゃないの?って思われると思います。僕もあとから
状況だけを考えるといくつも反省ポイントがあります。この事故の原因は、ライダーとしての日常の条件反射の
せいだと思っています。(もちろん、悪いのは優先道路を確認もせずに出てきた相手ですが、死んじゃったら良いも
悪いもないですからね)
次はもうちょっと精神的な状況も書いてみます。みなさんも考えてみて下さい。 普段いつもの空いた道を走っていてわりと前方に道路わきから車が頭をゆっくり出してきたら、みなさんどうします? こっちは2車線の優先道路です。まさかいちいち止まりませんよね。せいぜい減速して、その後の相手の動作を 観察しますよね。まだ時間はあるから。
念のため減速したとして、徐行はもちろんしません。何かあってもかわせるだろうという速度まで落とします。
そこで相手が一旦止まったとしたらどうします?「相手はこっちに気づいた」と考えて(条件反射で)減速は解除
して加速する(さっさと通り抜けたいと考える)かそのまま定速で通り抜けますよね。相手が止まったのにこっちが
止まるのはよっぽど慎重な人か、道路が混んでいる時くらいです。すでにこのとき直前で止まれる速度ではありません。
ここで、車がさらにゆっくり出てきたとします。もうかわすしかありません。前に逃げますか?後ろに逃げますか?
このとき僕は車が最初に見えた時点から(反射的に)右の方にだんだん逃げていってます。なので後ろに逃げるには距
離が短すぎると思って当然前に逃げようとします。でもすでに速度もある程度落ちているので、すばやく前に駆け抜ける
にはギリギリか?って時に追い打ちをかけるように前にでてこられました。
もうどうしようもなくって、出来るだけ速度を減らしてクラッシュ。
僕はこれだけ一瞬で普段の経験から判断しましたが、向こうはゆっくり出てきて一旦とまってそのままゆっくり出た だけなのです。おそらくライダーなら同じ状況なら全員とはいいませんが、半分くらいの人が同じパターンをたどるの では?と思います。ここで怖いなーと思うのは、一つ一つの選択肢は特に間違ってないと思うのです。 当然事故ったから間違ってるんだけど、少なくともこの選択肢を選んで6年間のバイク生活を続けてきたわけです。 「いままで死なないでよかったね」っていう人もいるでしょうけど、自分なりに安全と円滑な交通を天秤にかけて そのオイシイ所を自分の行動パターンとして習慣づけてきたものが否定されるとちょっと混乱してしまいます。 運がわるかったねといえばそれまでなのかもしれませんが、なんとなく自分の「ここが悪い」っていうのが無いのが すっきりしません。まあ、怪我一つしなかったので正解といえば正解なのかもしれませんけどね。